【自家焙煎レビュー】グアテマラ・パストーレス ピーベリー

自分で焙煎したコーヒーを、じっくりとペーパードリップで淹れる時間は、コーヒー好きにとって何より贅沢なひとときだ。今回レビューするのは、グアテマラ・パストーレス ピーベリーの生豆を自家焙煎し、ハンドドリップで抽出した一杯である。

 

1.パストーレス ピーベリーという豆について
グアテマラの中でもパストーレス地区は、火山性土壌と寒暖差のある気候に恵まれ、香味に厚みのあるコーヒーを生み出すことで知られている。その中でも「ピーベリー」は、一つの果実に一粒だけ実る希少な豆で、通常の平豆に比べて味が凝縮され、輪郭のはっきりした風味が特徴だ。

 

写真の生豆を見ると、粒は小ぶりながらも形が整っており、密度の高さがうかがえる。生豆の状態からも、この豆が持つポテンシャルの高さが伝わってくる。

 

2.自家焙煎について
今回は家庭焙煎で、フルシティローストを狙って焙煎を行った。2ハゼ直前をねらい1ハゼ後5分程度つづけて焙煎を行った。

 

焙煎後の豆は、オイル感はなく、色味は濃い茶色で均一。香りを嗅ぐと、少しチョコレートを思わせる甘いアロマが立ち上がり、期待が高まる。

 

 

3.ペーパードリップでの抽出
抽出は円錐形ドリッパーを使用し、湯温はやや高めの90℃前後。蒸らしではしっかりと豆が膨らみ、鮮度の良さがはっきりと分かる。注湯中は、落ち着いた抽出スピードで、雑味を出さないよう丁寧にドリップした。

 

抽出されたコーヒーは、写真の通り少し薄い感じのブラウン。透明感があり、濁りのない美しい液色だ。

 

 

4.香りと味わい
カップに鼻を近づけると、まず感じるのはビターチョコレートとカカオの香り。そこにほのかに黒糖やキャラメルの甘さが重なる上品な印象だ。

 

口に含むと、飲みやすく苦味は抑えられ、ピーベリーらしい凝縮感のある味わいが舌の中心に残る。酸味はほとんど前に出ず、落ち着いたバランス。後味には、カカオの余韻とともに、ほんのりとした甘みが長く続く。

 

5.このコーヒーがおすすめの人
このグアテマラ・パストーレス ピーベリーは、

 

・中深煎りコーヒーが好きな方
・苦味とコクのバランスを重視する方
・自家焙煎で豆の個性を楽しみたい方
・ミルクを入れず、ブラックでじっくり味わいたい方

 

に特におすすめしたい一杯だ。食後のコーヒーとしても相性が良く、静かな時間にゆっくり飲みたいコーヒーである。

 

6.まとめ
グアテマラ・パストーレス ピーベリーを自家焙煎し、ペーパードリップで淹れた今回の一杯は、力強さと上品さを兼ね備えた、完成度の高いコーヒーだった。ピーベリーならではの凝縮感と、グアテマラらしいコクの深さが見事に表現されており、自家焙煎の楽しさを改めて実感させてくれる。

 

「自分の手で焙煎し、自分の手で淹れる」――その工程すべてが、このコーヒーの味わいをより特別なものにしてくれる。コーヒー好きなら、ぜひ一度は試してほしい豆だと思います。

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