なかなか下がらない米価
政府が備蓄米の21万トンを放出することを決め、3月末位から備蓄米が市場に出回ることが予想されていますが、いまだに米価は下がらないです。ひょっとしたら21万トン位では不足は補なうことができないのでしょうか?
米価、2月もまた上昇 備蓄米の放出表明後も高騰止まらずと朝日新聞のWebニュースが出ています。
令和の米騒動
国内の主食用の米の年間消費量はおおよそ700万~750万トンと推定されます。これは農林水産省のデータより2021年度で1人・1年あたり消費量が51.5lkg(1965年は111.7kg)から人口をかけるとそんな数値になります。21万トンは約3%に過ぎないです。これではあまり市場に影響を与えないようにも思われます。もともとやはり、生産量が不足、インバウンドの復活・増加により、根本的に米は供給不足を起こしていたのではという疑問がわきます。供給が不足しているとすれば、輸入量を増やす等の対策が必要なのかもしれません。
今年の4月から食料供給困難事態対策法が施行されます。早速その法律を適用して、今の状況の整理をして、要すれば、輸入の促進、国内供給の増加に向けての対策が必要ではないかと思われ、政府の積極的な介入が必要ではないかと思われます。ひょっとしたらすでにいろいろ検討されているかもしれませんが、是非ご検討をお願いしたいと思います。