令和米騒動
今(2025年2月)もまだ、お米はコシヒカリが5キロで3700円前後しています。2023年は5キロで2000円前後や安ければ1800円前後だったと思います。これは2023年の猛暑と天候不順により、米の生産が全国的に減少したことと、コロナ禍後の外食産業やインバウンド需要の回復により米の消費が増加したためと言われています。また、この需要が増え、米が不足することを見越した一部の業者が買い占めに走ったため流通量が減り、米の価格があがっているとの話があります。米は20トン以上の出荷又は販売の事業を行う際には事業開始前に開始届書を農林水産大臣(省令により地方農政局長)に開始届を提出する必要がありますが、20トン未満であれば開始届書は提出不要とのことです。これでは、簡単に買い占められてしまいますね。ニュースで消えた米の一部が建設会社の倉庫にあったそうです。この建設会社は米の需要が伸びると聞き、米を仕入れ飲食店に売り始めたようです。これじゃ生産された米が流通されずに価格が高止まりするわけですね。ニュースではやっと国が備蓄米を21万トン放出すると発表がありました。これで流通が回復し、価格がもとの価格に近づくように願います。まあ、最近はいろいろな物の価格が上昇しているので、元の値段まで下がることはないと思いますが、なるべく元の値段に近いところまで下がって欲しいものです。