【注意喚起】モバイルバッテリーの事故が急増!

近年、モバイルバッテリーの発火や爆発といった事故が増えています。今回はこのモバイルバッテリーのついていろいろな資料から注意喚起を目的に原因や安全に使うためのポイントを紹介したいと思います。

 

1.モバイルバッテリーの事故の原因

 

モバイルバッテリーの多くは リチウムイオン電池 を使用しています。リチウムイオン電池はエネルギー密度が高く、適切に管理しないと 発熱・発火・破裂 のリスクがあります。事故の主な原因は以下のようです。
(1)過充電・過放電(充電しすぎ・使い切りすぎ)
(2)衝撃や圧力による内部損傷(落下や踏みつけ)
(3)高温環境での使用・保管(車内放置など)
(4)粗悪品や規格外の製品の使用
(5)水濡れや異物の混入

 

(出典:独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)「リチウムイオンバッテリーの事故防止」)

 

2.安全に使うための6つのポイント

 

(1)PSEマークのある製品を選ぶ

 

日本国内で販売されるモバイルバッテリーは、電気用品安全法(PSE)の規制を受けています。PSEマークがない製品は安全基準を満たしていない可能性 があるため、購入時には必ず確認したほうがいいと思います。

 

(出典:経済産業省「モバイルバッテリーの規制について」)

 

(2)純正または信頼できるメーカーの製品を使う

 

極端に安い製品や無名メーカーのバッテリーは、内部の安全機構が不十分な可能性があります。なるべく、信頼できるメーカーの製品を選んだ方がいいと思います。

 

(3)高温環境を避ける
モバイルバッテリーは高温に弱く、車内放置や直射日光の当たる場所に置くと、内部の化学反応が暴走し発火する恐れ があります。特に夏場は注意が必要です。

 

(出典:総務省消防庁「リチウムイオン電池の火災事例と安全対策」)

 

(4)強い衝撃を与えない

 

落下や圧迫によるダメージで内部のリチウムイオンセルが破損し、ショートすることがあります。バッテリーを落としたり、踏んだり、強く押しつぶしたりしないように注意しましょう。

 

(5)充電しながらの使用を控える

 

充電しながらスマホを使用すると、発熱が増加し、バッテリーに負担をかけます。特に、長時間の動画視聴やゲームをしながらの充電は避けるのがベストです。

 

(6)膨らんだり異常発熱したら使用を中止

 

バッテリーが異常に熱くなる、膨らむ、焦げ臭いにおいがするなどの兆候があれば、すぐに使用を中止しましょう。そのまま使い続けると、発火や爆発のリスクがあります。

 

まとめ:
✔ PSEマークのある製品を選ぶ
✔ 高温や衝撃を避ける
✔ 異常を感じたらすぐに使用を中止する

 

出典:
・独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)「リチウムイオンバッテリーの事故防止」
・経済産業省「モバイルバッテリーの規制について」
・総務省消防庁「リチウムイオン電池の火災事例と安全対策」

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