喫煙/禁煙について

喫煙/禁煙について考える
最近では、喫煙者がかなり減ってきたように感じます。日本で「嫌煙権」という言葉が広まったのは1978年、中田みどりさんが提唱した「嫌煙権確立を目指す人びとの会」がきっかけでした。当時、私はまだ10代で喫煙とは無縁でしたが、20代になってからタバコを吸い始めました。その頃は、喫煙者が多く、タバコを吸うことが「かっこいい」とされていた時代でした。

 

会社に就職してからも喫煙を続けていましたが、当時は職場で喫煙が当たり前で、自席でタバコを吸える環境でした。しかし、一部の同僚が嫌煙活動を始めていたことを覚えています。今では考えられないことですが、職場での全面禁煙が進むにつれて、喫煙者は肩身が狭くなっていきました。

 

禁煙を決意した理由
私は約20年前にタバコをやめました。きっかけは、頻繁に咳き込むようになり、頭痛が絶えなかったことです。頭痛薬が手放せなくなり、「このままではいけない」と思い、禁煙を決意しました。しかし、やめるのは想像以上に大変でした。

 

ちょうどその頃、海外出張が重なり、時差ボケや業務の緊張感で気が休まらず、タバコを吸って落ち着きたい衝動に何度も駆られました。特に就寝時は心が不安定で、気が変になりそうでした。それでも、「ここで吸ったらまた元に戻る」と自分を奮い立たせ、1日、2日、1週間、1ヶ月と乗り越えていきました。最初の半年が特に苦しかったですが、やがて1年、2年と経つうちに、タバコなしの生活が当たり前になっていきました。

 

禁煙のメリット
禁煙してからというもの、咳き込むことがなくなり、頭痛も収まりました。今では全く頭痛薬を飲むことはありません。振り返ってみると、本当にタバコをやめてよかったと心から思います。

 

もちろん、今でもたまに吸いたくなる瞬間はありますが、その度に「ここまで頑張ってきた自分」を思い出し、再び吸わない選択を取っています。あれだけ苦労して禁煙を達成した自分を裏切りたくないという思いが、支えになっています。

 

 

禁煙を考えている方へ
タバコをやめるのは確かに大変です。しかし、健康を取り戻すためには、一歩踏み出す勇気が必要です。私の経験から言えることは、禁煙を続ければ、必ず体調が良くなり、以前とは違う爽快感を味わえるということです。もし、今まさに禁煙を考えている方がいるなら、どうかあきらめずに挑戦してください。私は陰ながら応援しています。

 

参考資料
・嫌煙権運動

 

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